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トイレとの果てしない戦い 最終章

 前々回の続きです。
 前回の続きです。

 

~強敵~

 ということで、クラシアンさん、さっそく作業に取り掛かってくれます。
 
 まずはワタクシの太ももの大きさほどもありそうな圧力器を使い、わざとトイレットペーパーを詰まらせて圧力をさらに増した上で、排水口に数回、圧力を掛けます。
 
 しかし、状況変わらず。
 
 クラシアンさんは想定内と言った感じで
「やっぱりダメですね。便器外しましょうか」

 た、頼れる!
 もっと早くお願いすればよかった。

 さすがに便器を外して排水口の逆から圧力かければ取れるだろうと思ってました。

「すぐ取れると思います」
 なんてセリフも。
 
 ワクワクしながらまつこと十数分。
 
 ところが。

「完全にハマっちゃってますね、プラスチック製の何かが。ちょっとお風呂をお借りして良いですか」
 
 その後、お風呂場に便器を持って行って、圧力器を駆使する。
 けれども、まったく取れる気配なし。

 さすがのクラシアンさんもちょっと焦り始める。

「これは厳しいですね」

 試しにヨメが排水口に手を突っ込んで、ドライバーとかでグリグリしてみる。

「コレは無理かもしんない」
 
 排水口のカーブしている部分に四角いものがピッタリガッチリハマっているとのこと。
 
 この段階で、便器を外してからかなりの時間が経ってしまいました。

 

~あきらめるしかないのか~

「ここまで取れないことはなかなかないですね。ワタクシ6年程この仕事やってますけど、取れなかったことって2回くらいしかないんですよ……」
 クラシアンさんも、かなり余裕がない様子に。

「ちょっと考えさせて下さい。なんとかしますので」
 と普段使わないような道具を持ってきて色々と試すことに。

「それでも取れなかった場合はどうすればいいんでしょうか」とヨメ。

「便器を換えるしかないでしょう。でも便器はちょくちょく型が変わるので、この便座に合うものがなかったら全部とりかえることになってしまいますね…」

「ヒャー!」

「もう少し頑張ってみます」

 クラシアンさんが頑張ってくれている間に、ネットで便器の値段を調べるヨメ。
「10万くらいかかっちゃうかも……」
 
 それは痛い!
 冬ボーナスが大幅減だった石之介一家にとって、それは痛すぎる!
 
 でも、作業開始からすでに3時間ほど経過。
 さすがにあきらめるしかないのか…。

 その時、カラーン!と高い音が風呂場から聞こえてきました。

「取れました!」

 

~原因は……~

「マジですかー!?」

 家族みんなで駆け寄って、大拍手です。

「ありがとうございます!」「神!」「ヒーロー!」

 石之介家の歴史上、最大に盛り上がった瞬間でした。
 
 結局、出てきたのはコレでした。

20091213_onigiri
 
 ムスメのオモチャです。
 おそらくムスメがトイレに落としてそのまま流してしまったんでしょう。
 
 それがなぜそこまでガッチリハマっていたか、というには心当たりがあります。
 
 前回トイレクリーナーを使った際、思いっきり押込んだからに間違いありません。
 ああー!
 余計なことしないで最初からクラシアンにお願いすれば良かった(泣)。
 
 どうやって取ったかというと、バールの先をバーナーで熱してこのオモチャの表面に穴をあけることで固定力を弱めた、ということのようです。
 
「いやー、こんなやり方、普通しませんけどね」
 
 さすがにここまでやってくれたら、追加料金かなー、と思いながら清算。

「では、8,000円になります」

 ええー!
 追加料金なしなのかー。
 クラシアンー!
 ネットの悪評を信じて申し訳ありません!
 
 さすがにお疲れかと思ったので、コンビニでドリンクを適当に買ってきて、受け取って頂きました。
 
 いや−、助かりました。
 
 その後すぐ息子がタイミングよく「うんちするー!」と言い出したので、早速お試し。
 
 もちろん問題なく洗浄! ジャバー!
 
「こうでなくちゃね」
「我が家にやっと平和が訪れたね」
 
 いやー、大変でした。
 トイレがいつでも使えるっていうのは幸せなことだ、ということを再認識しましたよ。

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トイレとの果てしない戦い 第二章

 前回の続きです。

 

~最終兵器、始動~

 
 さて、買ってきました。
 このメーカーのヤツではなかったけれども、「トイレクリーナー」という、ストレートな名前を持つ同じタイプの製品。
 
20091213_cleaner
 ▲惚れ惚れとしちまうぜ、このフォルム。

20091213_cleaner2
 ▲このイカした先端で、しつこいアイツを引きずりだしてやろうって寸法かい。
 
 詰まっている何かを押し込むもよし、引っ掛けて引っ張り出すもよし、という使い方。
 ちなみに3,500円也。
 
 さすがに解決するだろう、と勝利を確信しながら、いざ。
 
 まず硬いパイプ部分を便器に突っ込んで固定した上で、バネの部分を回転させながら押し込んでいきます。
 
 さあ、奥まで行ってしまえ!
 
 しかし。
 手ごたえ的に50cm程度しか押し込むことができません。
 とても奥まで攻め入っているとは思えない。
 
 もしかして、こういうのが入っていかないほどパイプが狭いところがあるのかも。
 
 ためしに流水してみても、状況は変わらず。
 
 何度やっても硬い手ごたえしか返ってきません。
 最終的にはバネの方が少し曲がってしまい、力をかけづらい形になってしまいました。
 
「ダメかー!」

 

~クラシアンに連絡する~

「さすがに業者さんに頼まないとかもね」

 ということで、ちょっとビビリながらもクラシアンに電話してみました(ヨメが)。

「見積もりだけならタダで、すぐに来てくれるって」
 
 むう。早い。早すぎる。
 疑心暗鬼になっている私はその対応の早さにさえビビッてしまいます。
 
 ひとまず、保育園のお迎えを終えてからの時間を依頼。
 
 そして、子供たちを伴って帰宅すると、時間ぴったりに尋ねてきたクラシアンの方。
 ビビッてた自分の予想を裏切るかのように、誠実そうな人が来てくれました。
 
 これまでの経緯を説明すると、やはり何かが詰まっている症状とのこと。
(実は流水器の故障とかも疑ってた)

 ということで見積もりをお願いします。

「まず、圧力器で圧力かけて、それでダメなようだったら便器外し(床から完全に外す)してみて、ここまで8,000円です」

 なんだってー!
 インターネットでは、便器外しで何万円も請求されたと書いてあったのに!
 トイレのトラブル8,000円♪の看板に偽りなし!

 むう。
 やはり、ネットの情報だけで疑心暗鬼になるのは賢くないのかもしれない。
 
 ということで、その場で即お願いしてしまいました。
 

~つづく~

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トイレとの果てしない戦い 第一章

 もう解決したのですが、ここ一週間ほど、トイレの詰まりと泥沼のバトルを繰り広げていました。
 いやー、大変だった。
 
 当初まさかここまでの長期戦になるとは思いもしませんでしたよ。
 せっかくなので、戦いの軌跡をここに記します。
 
 

~戦いの幕開け~

 
 仕事が終って家に帰ると「トイレが流れない」とヨメ。

 見てみると確かに流れが悪い。
 まったく流れないというわけではなく、かなりゆっくりと流れる、といった様子。
 
 何回か流してみても状況が変わらないので、おなじみのアレをやるしかない、ということになり閉店間際のカルフールにすべりこんでアレを買いに。


 ▲おなじみのアレ。

 見ると、おなじみの半円形のヤツと形がちょっと違うパワーがありそうなヤツが置いてありました。
 

 ▲こんな感じの。

 今後も使う機会はあるだろうということで、パワーのありそうなこっちを選択。1200円ほど也。
 ラバーカップって名前なのだね。キミは。

 早速帰宅して、作業開始!
 最初は不慣れで上手くガポガポできなかったんですが、何度もやるうちにちょっと上手になってきた。
 何事も修行だ!

 さらにゴミ袋を便器で覆って水ハネを防止するという技も会得して、フルパワーでガポガポ!

 そしてついに流れが復活! やったね!
 
 何が原因かはわからないけど、とりあえず解決したね、ってことでこの夜は安心して眠りにつくことができました。
 
 

~詰まり、復活~

 しかし、翌日。
「なんかやっぱり流れが悪い気がする」とヨメ。

 確かにキレイに流れることもあれば、まったく流れず便座があふれんばかりになってしまったりすることもある。
  
 詰まったとしても、秘技・ラバーカップで少しガッポンガッポンするとすぐ流れが良くなるので、「そのうち直るだろう」なんて気楽に考えてました。
 
「詰まった!」
 ガッポンガッポン。
「また詰まった!」
 ガッポンガッポン。

 そんなこんなで3日ほど経過。

 しかし期待とは裏腹に良くなる気配がありません。
 
 ここまで来たらさすがに業者さんにお願いするべきなのかとも思い、そういった業者さんの評判をネットで調べてみたりしたんですが、「8000円とかいう宣伝文句なのに、いざ来てもらうとなんだかんだでかなり高く請求される」というような悪評の記事が多く目に付いてしまいためらってしまいます。(後から思うと、このタイミングで頼むべきだったかも)
 
 ということでもう少し自分たちで頑張ることにして、ガポガポ以外のアイテムを探してみます。
 そしてヨメがこんなのを見つけました。

 曲がるバネが排水口の奥まで攻め入ってくれるようです。
 コレだ!
 短いタイプなら3000円で買えるらしいし。
 でも、こんなマニアックなものドコに売ってるんだ?

 どうやらヨメは売っているところもすでにリサーチ済み。デキるな。
 ヨメの実家の近くのホームセンターで売ってるとのこと。
 
 さっそく買いに行くぜ!
 
 

~つづく~

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相変わらず仕事が忙しい。一方でヨメは掃除機を決めた。

 いやー、ホントに忙しいです、仕事。
 先週の土日も休めなかったので、さすがに疲れてきました。
 なので、今日は代休を取得。
 でも、ガンガン送られてくるメールと電話。
 結局、休めなかったなー。
 むしろ気疲れしちゃった。
 
 一方、ヨメは掃除機を何にするか、心を決めたらしい。
 
 以前の記事『ああ掃除機よ。ダニを吸ってくれよ。』でも話題に上げた『ミーレ』社の『cat and dog』という機種に決めたようです。
 
 
 ▲コレです。赤がカワイイ。
  コレにオプションの「HPEAフィルター」を付けて、ナイスダニ対策!
 
 なんとヨメが勤めている会社は、この製品の取引ができるパスがあるらしい。
 ということで、安く買えそうかな、と思って値段を聞いてみると、ネットで調べた他の店の方が安いみたい。
 
 まあ、安い買物ではないので、あとは「ふんぎり」待ちです。
 
 でも、ボクら夫婦は、この「ふんぎり」がどうしようもなく苦手なんですよね。 
 
 さあ、ふんぎれ! ふんぎるのだ!
 早ければ今週の末にふんぎるのだ!
 いや、ムリせず今月末にでも、ふんぎるのだ!

2

洗濯機が燃えました。最後。

 まさかの「洗濯機が燃えました」事件から半月経ちました。
 
 ※過去の経緯はこちらです。
 洗濯機が燃えました。そして、ヨメが男前でした。
 洗濯機が燃えました。続き。
 
 上記の後に、メーカーの本社の方や工場で研究している方が来てくれて、謝罪してくれました。
 併せて「原因について」や保証の話をしたり。
(それにしても親の世代の方々に頭を下げられる、というのは逆に申し訳ない気分になっちゃいました)
 これが先週の話です。
 
 そして今週、部材も揃ったということでついに我が家の補修工事が始まりました。
 と思ったら、あっという間に終わりました。
 すごいな、職人さんは。
 
 焼け跡もすっかりなくなったし、洗濯機も新しくなったし、むしろ前よりキレイになったくらい。
  
 他にも焼けた服や小物も全額保証してくれたりで、迅速で満足いく対応でした。
 
 ちょっとこのメーカーが好きになりました。
 そんなことを言っていると「お前は甘いなー」とかほうぼうで言われます。
 
 でも、「アフターケアが良い」というのは「壊れない」と同じくらい重要なことだと思うのです。

 というのも、いちおう私もエンジニアのはしくれでありますので、「故障率や作業ミスをゼロにする」ということがどれほど不可能に近いことか
日々肌で感じているんです。
 
 実際、企業のネットワークで使われている機器なんかは、1台数千万とかする機器で故障率0.001%みたいなものでさえ、故障した時の為にもう1台買ってほとんど使わないのに動かしておいたりするんですよ。(「冗長化する」って言い方します)
 
 まして、数十万台と出荷されている家庭用機器が故障ゼロとかありえないんじゃないかな、と。
(実際、「乾燥機付き洗濯機」で出火の危険性をともなうリコールを起こしていない)
 また、そういう機器を使うという選択をした自分たちも責任がゼロというわけではないんじゃないかな、と。

 だからといって、じゃあ壊れて良いのか(ましてや燃えて良いのか)というとやっぱり違うので、そこで期待するのはアフターケアなんです。
 
 で、今回はそのアフターケアが非常に良かった。
 ということで、私個人的にこのメーカーに肯定的になっているというワケなのです。

 とはいえ。 
 今回はケガ人とか出なかったのでそんなことが言えてます。
 家族に被害者が出ていたらもっと強硬な態度に出ざるを得なかったと思ってもいます。
 そしたらメーカー側も自分たちもお互い疲弊して、笑っていられなくなっていたでしょう。
 
 そう言う意味では、ヨメは家族だけでなく、いろんな人を救ったということになります。エラい!
 

7

洗濯機が燃えました。続き。

 前のエントリーの続きです。
 
 ちょっと長いので、サブタイトル付けます。
 

1・まずはメーカーに連絡する。

 
 鎮火して、ヨメが寝てしまった後も、朝まで起きていた石之介ですが、その間この焼けた機種について調べていました。
 
 どうやら、この機種は30万台弱出荷されていて、これまでも4件ほどの出火事故を起こしている、ということが分かりました。
 
 ウチで5件目だとすると、6万分の1の確率です。 
 0.0017%です。ワーオ。
 言い換えれば、99.9983%の確率で安全(?)なハズです。
(ちなみに今後1年間で、私が交通事故で死ぬ確率は、ざっと計算すると1万5000分の1くらい(1万人÷1億5千万人)なので、それよりずっと確率が低いです。
 皆様におかれましても、洗濯機より自動車にお気をつけて頂くようお願い致します。なんて。)

 そんなまさかのアクシデントが自分の身に降り掛かるなんて想定しながら生活してないですよね。
 
 てことで、とりあえず鎮火したはいいけど、この後どうすりゃいいんだ?という状態でした。
 
 とりあえず朝になったら、メーカーのトラブル対応窓口にまず連絡しよう、ということにしました。
 
 で、朝が来ました。
 こうなったら『エーイ!会社休んじゃえ!』ということで、業務調整して有給取得です。
 
 この日は、残念ながら、頼りになるヨメが娘の検診で昼までいません。
 だから石之介がひとりで連絡するしかありません。不安だわ。
 
 
 変なクレーマーだと思われたらどうしよう、という余計な心配をしながらコール。
 
 すぐにオペレータの女性が出ました。
「あのー、◯◯という洗濯機を使っていたのですが」
「はい」(←感じが良い声)
「昨晩、出火したんですけど、どうしたら良いでしょうか」
 どうしたら良いでしょうか、って言われても困るよね、と心の中で自分ツッコミを入れていると、少しの沈黙の後、
「大変申し訳ありません! 上司に代わりますので少々お待ち下さい!」という返答。
 明らかにアワワワ、な空気を出しながらも、言葉は乱れてませんでした。プロだ。
 変なクレーマーだとは思われなかった様子ですね。
 
 しばらく後、立場のありそうな人が出て『すぐに人を行かせます』ということになりました。
 
 

2・すぐにメーカーの人たちが来る。

 
 で、最初の電話から2時間も経たないうちに、メーカーの人がウチにやってきました。
 このあたりの地域を担当している事業所の所長さんと技術者の方々です。
(正確にはメーカーのアフターサービスを請け負っている関連会社のようです)
 早い! そりゃそうか。こんな事態、あんまりないもんね。
 
 現場の調査をまず行った後、ウチのマンションの管理人や修理業者やらたくさんの人たちがウチの洗面所に集合して、今後の対応策などを話し合っていました。
 
 とりあえず、この季節に子供がいる家庭で洗濯できないのは厳しいので、その日のうちに新しい洗濯機を持って来てもらうことに。
 溶けた洗濯パンは、手配してから搬入されるまで少し時間がかかるため、ひとまず補修して使います。
 焦げた床や壁紙などは、パンを交換する時にいっぺんに換えてしまう、ということでこれもパンの搬入待ちです。
 
 とりあえずの方向性が決まったところで、一旦現場検証は完了です。
 新しい洗濯機を持って来てもらうまでに少し時間が空いてしまいました。
 
 その時、ヨメが「おいしいコーヒーが飲みたい!」と叫びだしました。
(ヨメはストレスが溜まると、スタバとかタリーズとかにたまらなく行きたくなるという特殊能力の持ち主なのです)
 一番近いスタバがあるカルフールに行って、フラペチーノで一息です。
 
 

3・新しい洗濯機が来た。

 
 一息ついた後、新しい洗濯機を早速設置してもらったのですが、ちょっとした問題が発生です。
 
 新しい洗濯機は、焼けた洗濯機より少し大きいようで、洗濯機の横にある扉が引っかかって開閉できない(開けっ放し)、という状況になってしまいました。
 
「案を考えて来ますので、時間を下さい」とメーカーの方。
 
 どうせパンを換える時に配置し直すし、この場ではこれ以上どうにもならなそうだし、このドアは閉まらなくてもとりあえず困らないし、ってなワケで承諾しました。
 
「今後のことは、また連絡します」とメーカーの方々は去っていきました。
 
 
 ってなワケで、色々バタバタしましたが、「洗濯が出来る」というところまでは、とりあえず復旧です。
 
 不謹慎かもしれませんが、ヨメと二人して新しい洗濯機にワクワクしながら、さっそく洗濯をしてみましたよ。
 
 前のより、早いし、かなり静か!
 そう思うとやっぱり前の機種は出来がよろしくなかったのかな※、とか思います。
 
 ※ちなみに私の父は、クリーニング店を40年ほど営んでいるほど、根っからの洗濯野郎です。
 以前、ウチに来た時にその洗濯機をジロジロ見ていたのですが、
 今回のことを話すと「お前たちが気分悪くすると思って言わなかったけど、あの洗濯機、作りがあんまり良くなかった。出火するとは思わなかったけど」と。
 回転がどうとか言ってましたが、ちょっとよく分かりませんでした。
 それにしても、洗濯屋の息子の洗濯機が燃える、っていうのは、なかなかファンタジックな出来事ですよね。
 
 
 今後、何をどうすればいいのかわかりませんが、ひとまず工事が終わるまでは様子を見たいと思います。
 

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洗濯機が燃えました。そして、ヨメが男前でした。

 前回に引き続きまた家電のことを書きますが、今回はとんでもないことが起きました。
 
 えーっと何から話せばいいのか。
 
 ちょっとビックリしすぎてどう表現していいのかわからないので、ジョジョっぽくお伝えします。
 

 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
 
「洗濯機が燃えた」
 
 な… 何を言っているのか わからねーと思うが
 おれも 何をされたのか わからなかった…

 
 
 そうなんです。
 洗濯機が燃えたんです。
 乾燥機付洗濯機が。
 
 
 事件が起こったのは夜23:00時頃です。
 
 ウチは子供たちまだ小さいので、22:00には就寝してしまいます。
 石之介ももちろん熟睡しているのですが、突然ヨメに叩き起こされました。
 
 なにやらヨメがこれまで見たことも無いような真剣顔をしていたので飛び起きてみると、部屋中にケムリ。
 
 「洗濯機が!」と叫ぶヨメ。
 
 急いで洗濯機が置いてある洗面所に行ってみると、側面が焦げた洗濯機と、あたりにススが飛び散っている光景が目に入りました。
 
 すぐに理解できず「あ、夢だな、コレ」と思いつつも、まだ火がついている燃えカスが床にいくつかあって、虫をたたくみたいに焦げたジーパンでそれらを叩き消すヨメを見ていました。
 
 だんだん目が覚めて来て、やっと「これ、かなりヤバかったんじゃない」と気付いて、遅ればせながらアワワとなる情けない私。

  
 話を聞くと、ヨメはウトウトしながらも異臭に気付いて、起きてみたら洗濯機が燃えていた、と。
 で、一人で鎮火させた、とのこと。
 
「なんでオレを起こさなかったの?」と聞いてみると、
 
  石之介を起こすことにする
   ↓
  石之介はなかなか起きない(普段の様子から)ので、時間がかかる&子供たちも起きてしまう
   ↓
  子供たちは火を見て興奮してしまうので、どちらかが面倒を見ることになる
   ↓
  結局、戦力はひとりになる
   ↓
  それなら、今あたしがやるしかない!
 
 という計算が働いたからだそうです。
 
 で、その辺にあったバスタオルやらジーパンやらをバシバシと叩きつけて鎮火させた、と。
 
 fire_g
 ▲焦げたジーパン。戦いの跡。他にもバスタオル数枚が焦げてました。
 
 すげえ。ヨメ。超ヒーローです。
 
 もう、その後はヒーローインタビューです。
 
 石之介は火を見ていないので、どのくらいだったか聞くと
「あと数分遅れてたら、本当に命が危なかったかも」とのこと。
 実際に天井にも焼けこげたススが張り付いていますし、洗濯機の下のプラスチック(洗濯機パンというらしいです)が溶けていますので、かなり危険だったのは確かだと思います。
 
 途中「ダメかも」と心が折れかけて「鎮火をあきらめて脱出する」という方向も考えたけど、「マンションで他の部屋の人に迷惑かけるのもやだし、頑張ってみた」とも。「火事場の馬鹿力だった」と。
 
 
 話をしていたら、ちょっと熱っぽい娘がグズりだしたので
「あたしは家族を救った。疲れたからもう寝る」
 とイケメンな台詞を言い残して、ヨメは寝てしまいました。
 お、男前〜。大好き〜。

  
 鎮火したとは言え、その後も洗濯機から変な匂いが出続けているので、念のため石之介は見張ることにしましたが、朝日が出てくる頃には沈静化。
 
 
 次の日、メーカーに連絡するとすぐに動いてくれました。
 
 実はこの機種は、これまでも数回リコールが起きて、ウチだけではなくこれまでも発火事故を起こしている問題のある機種なのです。
(この事実に関して石之介は、以前より知っており、ちゃんとリコールによる修理は受けています。)
  
 ですので、メーカー側としても迅速に動くような体制が出来ていたのだと思います。

 長くなるので、この続きは別に書きます。
 
 ※ちゃんと然るべきところには連絡しましたし、納得する対応もしてくれそうなので、ここではメーカー名と機種名は伏せます。

5

ああ掃除機よ。ダニを吸ってくれよ。

 ウチの子どもたちは軽いアトピー持ちです。

 以前アレルゲンの検査をした結果から、
 該当するのは、牛乳と卵、あと一番弱いのはハウスダストだということがわかっています。
  
 石之介はアレルゲンの検査をしたことはないですが、子どもたち同様にハウスダストに弱いです。
 遺伝しちゃってゴメンね。
 
 ハウスダストっていうと無機質な感じがしますけども、要はダニなんですね。
 
 生きているダニは大丈夫らしいんですが、死んだダニやフンが粒子状になったのがアレルゲンになるらしいです。
(ちなみにダニを根絶することはかなり難しいみたいです。というより見えないだけで地球上はダニだらけなんです。そんな地球にいて「家の中だけ」ダニをいなくさせるなんて無理な話。人間さえ生きられない環境を作るしかない)
 
 湿気の多い季節は全身がかゆくなるのがなぜなんだろうとずっと疑問だったのですが、子どもたちの検査結果で謎が解けました。
 
 ダニは湿気が大好き
  ↓
 ダニが増える。死骸やフンも増える
  ↓
 発症

 わかりやすい!
 そしてかゆい!
 
 石之介の場合、かゆいだけじゃなくてぜんそくみたいに咳が止まらなくなり、夜中でも息苦しさで目が覚めちゃいます。
 で、寝不足です。
 
 これでは日常生活に支障をきたします。
 子供たちのためにも、自分のためにも、ダニ対策をしなければ。

 ダニ対策について。
 やっぱり布団とかジュウタンとかに多く生息して、干したり叩いたりするだけじゃやっつけられない。掃除機でマメに吸うのが良いらしい、と。
 でも、実は掃除機がダニたちを吸って、粒子化させて排気によってまき散らして逆にアレルギーを悪化させる、という説もあるらしいです。

 ところが最近の掃除機たちはその辺りが配慮されてて、かなり良いらしいというウワサ。
 もう10年くらい使っている(らしい)ウチの掃除機よりは間違いなく良いだろうなー。
 
 ということで、「じゃ、買うか!」と決心したのはいいのですが、どれを買っていいのかわからず。
 ヨメも「もうどうしていいかわからないから決めて」とギブアップ気味。


 ▲ヨメは、ミーレとかダイソンとか海外発祥のサイクロン機に興味がありつつも、日本の技術力にも期待したい、的な葛藤で吐きそうなほど悩んでいるみたい。
 
 石之介も検討をしてみたのですが、何を基準にして選んでいいかわからない!
 しばらくは掃除機情報との戦いが続きそうです。
 
 しかしかゆい季節はもう来ている。
 急げ、オレ!

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そして住宅ローンを返す日々へ。

千葉の幕張にマンションを買います。
住宅販売業者との契約と銀行の住宅ローン仮審査はずいぶん前に済んでいたのですが、先週ついに銀行にローンの本申し込みを行いました。
これでついに逃れられない住宅ローンとの戦いが始まるのだな。

どうせ買ったんだから、早く住み始めたいところですが、
転居は3月の予定。
12月末には2人目が生まれるし、生活がかなりバタバタしそうだわ。ウヒー。