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ゴーオンジャーの撮影だと思ったのに……

長男は炎神戦隊ゴーオンジャーにずっと夢中。

で、このゴーオンジャー、わが町・海浜幕張で撮影してる回がたまにあるんですね。

しかも、ウチのマンションがちらちら写ることがあるんです。
だから撮影場所もわかっちゃうんですね。

そんな昨日の朝、ヤボ用で出かけていた嫁が帰ってくるなり、
「あの例の場所で、撮影やってる。ゴーオンジャー来てるんじゃない?」とビッグニュースを運んできました。

すぐに長男を着替えさせて自転車で爆走。
「子どもがファンなんです的なことを言って俳優さんたちに話しかけちゃったり。生でケガレシアを見れちゃったり」とか妄想しながら、例の場所に到着。

確かに撮影は行われている様子。
警備員のマークをかいくぐり遠目に見てみると、残念ながらどうやらゴーオンジャーではなさそう。
(スーツを着た若者がたくさんいて、なぜか誰も動かないみたいな撮影でした。スチール写真?)

長男に「ゴーオンジャーじゃなかったね」と伝えると、号泣。

ガッカリして怒ってる図です。

gakkuri
気を取り直して、その後はコストコに行くことにしました。

以前までは車で行っていたのですが、ここ半年くらい異常な混み具合なので、自転車で行くことに。

で、例のごとく(コストコに行ったことある人には伝わると思いますが(笑))ホットドッグを買って、外のベンチで頂きます。

cossoto

hotdog

晴れてて良かったです。

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想像力が必要だわ 『あなたに不利な証拠として』 感想

415177601X あなたに不利な証拠として (ハヤカワ・ミステリ文庫)
Laurie Lynn Drummound 駒月 雅子
早川書房 2008-03 

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 えらく評判が高いのと、タイトルが良いので手に取ってみました。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

警官志望のキャシーが助けを求める女性のもとに赴いた時、その胸にはナイフが突き刺さっていた。彼女はレイプ未遂犯の仕業だと主張するが、刑事は彼女の自作自演と断定した。だが6年後、事件は新たな展開を見せる。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀短篇賞を受賞した「傷痕」をはじめ、一人の男を射殺した巡査の苦悩を切々と描く「完全」など、5人の女性警官を主人公にした魂を揺さぶる10篇を収録。大反響を呼んだ傑作集。

 10ページに満たない、ものすごく短い短編もあれば、中編ほどの長さのものもあり、主人公も各話によって変わります。
 それぞれのエピソードはところどころ繋がりはあるけれども、”謎解き”的な意味合いでの繋がりはないです。

 そして、ストーリーを引っ張っていくような大きな仕掛け、も存在しません。
 しかしながら、読み終わった後の気持ちとしては、「読んで良かった」です。

 実は、最初にトライしたときは読むのに挫折しました。
 でも、ある日(疲れていたある日)一文一文を丹念に読んでみました。
 (結末が知りたい、とか思うと、3行ずつ読む、とかやりがちですが、それを抑えて読んだのです)
 そうしたら、あらら良い作品なんじゃないの、ということに気がついたのです。

 そもそもこの作品はストーリーの起伏や結末を楽しむというよりは、作品世界に浸る、という読み方が合っているのだと思います。
 そうすれば、葛藤やあきらめのなかにも存在する希望、などハッキリとしない感情を体験することができます。
(そう言う意味ではカタルシスを求めて読んではダメな作品ですね)

 ただ、不満だった点としては、五人の女性警官を一人称で書いているのに、どの作品も似たような文体(一人称での文体はそれ自体がキャラクターを表していると石之介は思っています)で書かれているので、少し単調に感じてしまった、という点です。

 特に好きな話は『キャサリンへの挽歌』『銃の掃除』『わたしがいた場所』です。

 お気に入り度=☆☆☆☆
 
 落ち込んでいる時に読んで、よりダウナーになってしまったので、4つです。
 私的な理由ですいません。

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メインストリームに流されない人たち 『魔王』 感想

4062761424 魔王 (講談社文庫 い 111-2)
伊坂 幸太郎
講談社 2008-09-12 

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 文庫版が発売されていたので、手に取ってみました。
 
 ストーリーはこうです。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。

 わけのわからない問いやオシャレな会話が実は伏線で、最後に思わぬ角度で収束していく、という箱庭的な気持ちよさを伊坂作品に期待しているのですが、本作はそういう部分で物足りなく感じました。

 もしかしたら「答えを出さない」というのが本作でのスタンスなのかもしれません。
 なぜなら、安藤兄弟の能力も”敵”の能力も本当に存在するかどうかは明示されておらず、その能力がもたらしたであろう結果も偶然の産物だ、といえなくもない書き方をしていますし。
 悪役であればスッキリする犬養に関しても、絶対的な存在であるようには書かれていません。(と石之介は思います)

 またテーマは政治、ではなく、マジョリティの中で示すマイノリティの矜持、だと認識していますが、残念ながら本作ではマジョリティの顔があまり見えないのが残念です。

 批判めいたことを書いてしまいましたが、気に入ったフレーズはいくつもありました。
 詩織の「(ネタバレなので略)〜。 たかだか死んだくらいで」とか。

 お気に入り度=☆☆☆

 何か物足りないです。続きがあるなら読みたい、と思ったら、
 モダンタイムス (Morning NOVELS)
ってそんな位置付けなのかな。

 週刊モーニングで連載されていたのは知ってたけど、読み飛ばしちゃってました。

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アレルギー体質

 長男が軽くアトピー気味なので、先週ついにアレルゲンの検査を受け、昨日結果を受け取りました。

 ◎少しアレルギー
  牛乳
  卵白

 ◎アレルギー
  ダニ
  ネコの毛
  ハウスダスト

 牛乳と卵白は予想外!
 牛乳は一日2杯くらいなら大丈夫、とのことですが、長男はアレルギーじゃなくても飲み過ぎな5杯くらい毎日イキます。 
 これから気をつけねば。

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世界は閉じている。 『わたしを離さないで』 感想

4151200517 わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)
土屋政雄
早川書房 2008-08-22

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 タイトルからはロマンティシズムばっかりのメソメソした作品なのかと想像してたのですが、全然違いました。すいません。

 ある「謎」について触れずに紹介するのは困難なので、あらすじは書きませんが、「謎」を知ってしまったからと言って読む楽しみが減ってしまうということはないくらい、作品世界は見事に構築されています。

 この作品を読むと、「自分という存在からは逃げられない」という、とても当たり前の事実を突きつけられます。
 逃げようとしても逃げられない、のではなく、自分と世界の関係性もすべて自分にフィードバックされてます、ということです。
  
 また、この作品で非常に面白いと思ったのが、主人公が感じ取っているであろう世界が、広がろうとしない、という部分です。
 
 「私はこの世界を子供時代のメタファーにしたかったのです。」とカズオ・イシグロ本人が語っているように、幼少の頃の「自分が見えてる世界=世界の全て」という状況を切実に感じさせてくれます。
 
 ということで、主人公はその苛烈な運命を、完全に受け入れてるのかな、と思っていたのですが、ラスト直前、主人公の 『わたしは一度だけ自分に空想を許しました。』という記述があります。

 もしかしたら、意識的に空想することを抑えてるのかも?

 自分が置かれている状況を「外界」からの視点で想像してしまったら、「かわいそうな子たち」(@マダム)であるのは分かっている。
 そいういうことを想像しないようにしているのかもしれません。
 いや、それこそ悲しすぎます。

 作品の中では保護官(主人公世界から見た場合「外部」)の視点から語られることは少ないので、保護官に感情移入しなかったですが、読後にちょっと保護官の視点で考えてみたら、ちょっと凹みました。

 お気に入り度=☆☆☆☆☆

 お気に入り、というか、読む前と読んだ後は世界の見え方が変わるレベルの作品だと思います。

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おにぎりのおかげで、いろんなものがおいしい

 アホみたいなタイトルですいません。

 最近はお昼ゴハンに、おにぎりを会社に持って行ってます。
 住宅ローンもあるし、保育園代もあるし、もうすぐ車検だし、ちょっと節約していこう、ということなのです。

 お昼になったらおにぎりと、カップのみそ汁かなんかをつけて出来上がりです。ザ・質素。
(汁モノがあると、幸せ度が高くなりますよね)

 以前は、お昼は毎日外食してたんですが、正直お昼ゴハンというもの自体に飽きてしまっていました。
 またハンバーグかー。またカレーかー。みたいな感じです。
 今思うと、贅沢すぎる!

 でも、おにぎりを持っていくようにしてからは、そんなことが全然ない。
 なんでだろ。「あー、節約したな」感があって気持ち良いからかも?

 ところが、今日は事情があって久しぶりに外食したんですが、飽き飽きしていたはずのもの(今日はチキンカツ)がおいしい! 何これ!

 おにぎりしか食べない効果がおにぎり以外にも現れた!

「おいしいものが食べたい」とかいう欲望は常に満たされることが必ずしも正解ではないんだな、ということを身をもって知ったのでありました。

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材料から作って食べるpart2 ジンジャーエール

 嫁の実家からショウガをたくさんもらったのですが、使い道に困ったのでハチミツ漬けにしてみました。

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 これを炭酸水と混ぜれば、ジンジャーエールの出来上がりです。
 (炭酸水は幕張のカルフールで購入)

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 売ってるジンジャーエールより甘さ控えめ、辛さパワーアップ。
 大人の味です。

 石之介は炭酸飲料が大好きなので、常にコーラは手放さない人生を歩んできましたが、最近はちょっと健康が気になっています。
 ということで、今後はこのお手製ジンジャーエールをメイン炭酸飲料とすることにしました。

 風邪にもよさそうなので、これからの季節にもピッタリです。

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材料から作って食べるpart1 バジル

 ベランダで栽培しているミニトマトとバジルが食べごろ感たっぷりなので、収穫しました。

 ミニトマト。このプランターには前に飼っていたカブトムシを埋めているので、その養分を吸っているはず。供養供養。
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 バジル。少しダメになってきてる。でも食べられます。こういうところが自家栽培のいいとろこですよね。だって、流通にはこんなクオリティのものは絶対流れないもんね。でも食べられるんだってば。
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 このバジルを、オリーブオイルやら松の実やらパルメザンチーズやらとゴニョゴニョやって(嫁がやりました)、ジェノバソースの出来上がり。
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 で、もちろんパスタとからめて
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 出来上がり! スープは手抜きしてレトルト。手作り感が徹底してなくてすいません。
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 肝心の味はと言うと……、文句無くウマイ!
 石之介はジェノベーゼが大好きなんですけど、ジェノバソースは買うと高いのが悩み。

 でも、作れば安く済むんだ!やったね!

 と、思いきや、松の実とかその辺の材料が高いんですって。がっかり。
 さすがに松の実は作れないですもんね。