すっかりマンガづいてて申し訳ありませんが(誰に?)、『ヴィンランド・サガ』8巻を購入です。
まさか、『ベルセルク』と同じ時期に発行されるとは。
偶然にもこの作品も『ベルセルク』と同様、主人公の復讐がストーリーの主軸になっています。
また、復讐の相手が、(捉えようによっては)英雄的な人物であるところも似ていますね。
この8巻では、復讐の相手・アシェラッドがある「大変な決断」をすることによって、とんでもない展開になってしまうのですが(ボンヤリした言い方でスイマセン。ネタバレを避けようとしてます)、それに至るまでの葛藤や、その後の主人公・トルフィンやクヌートに対する矜持が、もう泣けて泣けて。
▲奴隷の母が名付けた「真の名」を打ち明けるアシェラッド。
この後の展開を読んでから、また見ると改めて泣けます。
本気とも演技とも言えない様がもうホント切ない……。
▲主人公・トルフィンに対して語るアシェラッド。
(トールズってのはトルフィンの父親で、アシェラッドに殺されました。)
アシェラッドって他人に優しい言葉をかけるような人じゃないんですよ。
でも、自分を殺そうと思い続けているトルフィンに対しての”最後の”指導。
何このツンデレーション(涙)。
やっぱり面白い作品には光る悪役がいますね。
ラオウ然り。ベジータ然り。利根川然り。
信念を持って世界に当たっているというか。
ただそれが、主人公または(作品内の)世間と折り合いが悪いだけでさー。