父と息子の物語

人はなぜかそれぞれ「こういうタイプの話にグッときちゃう」みたいのありますよね。

例えば「恋人の話だと泣いちゃう」だとか、「ペットと飼い主の話にはどうしても感動してしまう」だとか。

石之介の場合は、昔から「父と息子の話」系にすごく弱くて、そういう映画やらマンガやら読んだ日には、たいてい目から汗があふれてしまいます。

そして、実際に自分が息子を持ってからというものその傾向がさらに強くなってきてしまいました。

そんな近頃で、最も心に刺さってくるシチュエーションは「息子による父親越え」です。

目線は父親側。

つまり「息子に超えられたい」と石之介は強く思っているようなのです。

最近の例で言うと、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』のラスト。

父を救った息子のウィル・ターナーと、父のビル・ターナーが交わす会話で

ウィル(息子)「かじ取りを頼む、ターナー君」

ビル(父親)「はい、キャプテン・ターナー」

っていうやり取りがあるんですが、コレがたまらなくて。

「ああーオレもいつか息子に命令されてー」って心底思うワケなのです!

で、この心情をやりすぎなくらい表現しているのが、ここ最近の『範馬刃牙』だったりするわけです。

最近出た29巻では、主人公の父親であり世界最強である「範馬勇次郎」が、「せがれに手も足も出ないで負ける夢を見る」的なことを語るのです。

「せがれに恋しているようだ」とも。

わかるわー。

オレもいっつも息子のこと考えてるし、早く息子に腕力で負けたいとも思ってる。

なんでしょうね、この気持ちは。

他のお父さんがたはどうなんでしょう。

今度、聞いて回ろうっと。

変な人だと思われないかな。

父と息子の物語” への2件のフィードバック

  1. 簡単に超えられるようでは息子のためにならないので、高い壁となってやれるよう、いくつになっても頑張るという前向きな決意 (^-^;

  2. >カズキさん
    確かに、そう簡単に負けては息子のためならないですね。
    高校生2年生くらいになるまでは超えさせないつもりで頑張ります(笑)

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