幕張に住んで3年ほど経ちます。
その前は稲毛海岸(幕張から2駅となり)に3年ほど住んでいましたので、千葉市美浜区に住んで6年ほどになります。
この地域、とても気に入っています。
幕張ってかなり遠いってイメージがあるらしく、わりと頻繁に「何で幕張(なんて遠い場所)に住んでるの?」なんて聞かれたりするんですが「ヨメの実家に近いから」なんて返答しています。
でも、ホントの理由は他にあります。
それは『海が近いから』です。
※チーバくんで言うとノドあたりが幕張。
そもそも、ヨメと結婚した時は西荻窪に住んでいて、婚姻届も長男の母子手帳も杉並区のものだったりするのですが、子供が生まれる前に経済的な理由で次の住居を探すことになりました。
西荻窪に住み始めた当時は、DINKSってことでちょっと高めの家賃の場所に住んでしまっていたんですね。(今思うともったいない)
『東京に通える範囲で自然があるところ』がいいな、とか言いながら色んな地域を巡りました。
あきる野(東京西部)。自然が豊富なところに惹かれたけど、さすがに職場(当時は東京駅近く)まで遠すぎるので断念。
横浜。素敵だけど家賃の相場が思ったより高くて断念。
鎌倉。職場が遠すぎるので断念。今でも憧れはあります。家賃相場もやっぱり高いよね。
浦安。ヨメと付き合い始めた頃、ヨメが住んでたので馴染みある場所。でもマリナーゼとかいう言葉が流行るほど当時は人気地区になってて、家賃相場が急上昇。断念。
とまあ、なかなか憧れと現実(=お金)が折り合わなくて途方に暮れる日々が続きました。
そんな時「住む場所探し」とは関係なく、夜勤明けの朝、急に海を見たくなったのでふと『稲毛海岸』に一人で遊びに行ったのです。
なぜそんな行動を取ったのかはわかりませんが、おそらく夜勤明けだったから妙なテンションになっていたのでしょう。
当時はこの辺りの土地勘がゼロだったので、『稲毛海岸』駅を降りると目の前には海が!というのを期待していたのですが、まったくそんなことはなく意外と遠い距離を夜勤明けの汗臭い体でフラフラと海岸があるっぽい方に行きました。
徹夜明けの自分には大冒険でした。
集合住宅地(※1)に迷い込み、だだっぴろい広場(※2)を抜け、雑木林(※3)を抜けると、ついに海岸に到着。
(※1)高浜団地 (※2)稲毛海浜公園 (※3)海岸沿いの防風林
堤防の上から達成感を感じつつ、海を眺めた時に思いました。
「ああ、オレこの海の近くに住もう」
それは村上春樹が野球の試合を見ている時に突如「あ、小説書こう」と思ったのに似ています。ええ。似ているのです。天啓です。
その勢いでヨメを説得して稲毛海岸に住むことになったのです。
稲毛海岸のマンションは場所的にはとても気に入っていたのですが、異常なほどの湿気に耐えかねて引っ越すことになり、幕張のマンションに越して今に至ります。
それにしても、未だに『海に近い』ということに日々喜びを感じています。
気まぐれにふらっと海を見に行けるのが最高。
あの時直感に従ってホント良かった。
※まあ、工場群が見えちゃってる海岸ってのは賛否両論あるとは思いますが。
そんな中、今日は茜浜でお弁当を食べました。(震災の影響でしばらく閉鎖してたのですが、いつのまにか開放されてました。)
▲スーパーで買ってきたお弁当。娘は中華弁当。息子は赤飯(単品)と春巻き(単品) 。なんじゃそのチョイス。
ヨメは写ってないけどカツ丼食べてます。
▲夕暮れをしんみりと。
と思いきや、堤防の下のテトラポッドにいるフナムシを「気持ちわりー(笑)」 とか言いながら探しているの図。