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試練の場と不思議空間

このブログの更新が止まる時はたいてい「仕事が忙しい」ってのが理由になっちゃいますが、最近は忙しさの種類が違いすぎてかなり戸惑ってます。

単に「時間がない」というのであれば、月300時間オーバー働いていた20代中頃や2人目の子供が生まれたばっかりの頃にオレ以外の家族みんなが病気しまくってた頃の方が、よっぽど時間がなかったと言えます。

何があったかと言いますと、この一年間くらいコンビのように一緒に動いていた直属の上司が倒れたのです。

結果的に命は助かったのですが、かなり重篤であったようで、直接連絡するどころか正確な情報すら得られない日々がしばらく続きました。

※その後、快方に向ったようで一安心ですが、後遺症など残っていないことを願うばかりです。

当然、彼が受け持っていた仕事の負担は石之介に来るのですが、仕事そのものの負担もさることながら身近な人がそういった状態になったという精神的ダメージが自分で思っているより大きかったようで、なんというか悪夢の中にいるような状態でした。

さらに狙ったようなタイミングで彼が受け持っていたクライアントのシステムでかなり大きなトラブルが発生。しかもオレが理解していない技術範囲で。

こんな時に頼りたいさらに上の上司は、色々あって心が折れていて全く期待できない状態。

完全なる逆境。まさに試練の場です。

そしてそれはまだ続行中。

まだまだ行くぜ。弔い合戦じゃーい!

 

ところで。

上に書いた状況なので、徹夜とかも日常の風景になってるんですが、ある夜、クライアントのビルの近くで夜中コンビニに行こうと眠気を抑えながらフラフラ歩いてたんですよ。

全然人通りのない道路なのですが、目の前にタクシーが止まったと思ったら窓からスゴくキレイな女の人が顔を出してきたんですね。

「お、何だ!?」と思った直後。

女性は滝のような嘔吐。

なぜ、オレの目の前で?

なぜ、そんな「苦しくなさそうな表情で」たくさんの嘔吐を?

頭の中が疑問でいっぱいで戸惑っている中、さらに。

50mくらい離れたところで、激しいブレーキ音が。

見るとトラックと(別の)タクシーが事故を起こしていました。

タクシーの運転手が肩を押さえながらタクシーを降りて、トラックの運転手とゴニョゴニョやりはじめる。

 

何だコレ。

オレは眠くて腹減ってて、知らないキレイな女の人が目の前で吐いてて、車は事故ってて。他に人はいない。システムはトラブル中。

あれ? 何この不思議な空間。

寺山修司の世界にでも入っちゃったかな?

とか考えてたら、何か笑いが止まらなくなっちゃって、あの時はちょっとアタマおかしくなってましたね。

オレに出来ることと言えば、全てをスルーして仕事に戻ることだけでした。

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福島に行ってきました。

出張で福島に行ってきました。福島に降り立つのは人生で初めて。

福島は本宮市というところ。

郡山の少し北。

原発から50〜60kmくらいのところです。

仕事自体はつつがなく終了し、先方の担当者の方々とゴハンをご一緒することに。

震災のことや原発のことなど聞いてみたいとは思いつつも、そんなヤジウマ根性も失礼なのかもしれないと思っていると、逆に先方から聞かれました。

「放射能とか気にしませんか」と。

実際、自分は無頓着な方なので「そんなに気にしてないです」的な返答をしつつ「実際どうなんですか」と話を聞くことに。

先方の会社のまわりでは、ガイガーカウンターで計ってみるとだいたい0.5〜0.6マイクロシーベルト/時、とのこと。

ウチの子が通う保育園では0.1マイクロシーベルトを超えると外遊びを禁止するので、その5倍以上。

やはり高い、ということになるんでしょうか。

草むらと雨どいが特に高い、とのこと。

車で移動中の時に景色を見つつ「緑が豊かですね」と何気なく言った際に

「誰も草刈りをしたがらないから」

というやりとりがあったのですが、つまりそういうことだったようです。

他にも印象的だった話としては、震災直後外に出ては行けないというお達しが出て一ヶ月くらいした後、子供たちのストレスが非常に高いのが見てとれた、という話です。

やっぱり子供たちにとって外で遊べないというのはかなりのストレスなんですね。
※実際のところ、子供たちはこっそり外に抜け出して遊んだりしてて、でも多少お目こぼししてたりしてたようです。

今でも1日に3時間ほどしか外にいてはいけないらしく、部活などもあまり活発にできないながらも、学校の校庭の表面の土を削ったり草や枯れ葉を掃除したりというのを保護者の有志たちで行って少しでも放射線を減らそうとしている、と。(国や市に任せると対応が遅すぎるって)

なんだかなー。

そんなリスクを負っても電気使いたい、ってのは完全に大人側の責任なのに、影響を受けるのは次世代なんだな。

他人事ではなく、自分としても原発に対してのスタンスを模索せねば。

ちなみに自分が今回お会いした福島の方々は、なんというか、フレンドリーだけどグイグイ来すぎない、という非常に気持ちの良い距離感を持っておられるように感じました。

また本宮市は地震そのものの被害が少なかったけど、原発による放射能による被害の方が大きいようでした。

それだけに最近の東電の対応を見ていると、胸のあたりがモヤモヤして仕方ありません。

あと3/11当日の話もお聞きしたのですが、「一日中揺れてた」とのこと。

余震がずーっと続いてようです。

ちょっとビックリしました。

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▲郡山駅で見た何かかわいいキャラクター。何番線のホームだかにいっぱい居たよ。

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35歳になっちゃった。

去る8月27日に35歳になっちゃいました。

つまり、30代後半戦が始まったということです。

やばい。

本格的にやばい。

もっと大人になっていたはずなのに。

週刊少年ジャンプを欠かさず買うなんて、していないはずだったのに。

でも祝ってくれる家族がいるだけで、超幸せだよね。

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誕生日ケーキは去年とおなじく石之介家御用達のル・パティシエ ヨコヤマでございます。

で、去年のエントリ内で「会社作る」とか言ってましたが、今どうなっているかといいますと。

一応会社としての形だけは作ったわけですが、 何も進んでいない……、というわけでもなく
実はこっそりmixiアプリをリリースしてたりするわけです。

でも習作のレベルを超えておらず、ちょっと恥ずかしいのでここでは敢えてお伝えしていなかったのであります。

その制作を通して技術的なレベルがけっこう上がったので「これからガンガン作って行くぜ!」と思っていた矢先、本職の方の仕事が超激務となって、おろそかに。

そして今日に至るというわけです。

当初は3月にひとつ、なにかしらのアプリケーションをリリースしていく予定だったんですが、結果的に1年に1つ。
しかも利益ほとんどなし。(ゼロではないです)

うーん。いかん。これではいかん。

これでは何も始まらない。

ということで、30代後半戦とオレの会社第二シーズン、頑張るぜ。明日を、明日を変えるのだ!

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仕事人間にはなりたくないと誓うの図

ついに乗り切った。
激務の荒波を。
残業に次ぐ、残業の嵐を。

震災の影響で、情報インフラを強化したいという流れが押し寄せまして、
石之介らのようなインフラ系のエンジニアは休むヒマなし!という状況になりまして。

今月なんかはもう、夜も朝も土日もずーっとずーっと仕事していました。

そしてついに昨日、無事手がけていたプロジェクトが完了。
今日は久しぶりに仕事をしなくてよい週末を楽しんでます。

子供たちと検見川浜の海岸で散歩したり、地域のお祭りに参加したり、と夏を満喫です。

でも、激務の期間は家のことを全てヨメに背負わせてしまったせいか、
ヨメの体調が悪くなってしまって寝込んでしまいました。
申し訳ないなー。

それにしても、仕事だけやっている、という状況は
正直言ってある意味ラクでした。

家のこと、子供のことをヨメにまかせて仕事に没入してればいいんだから。

しかも子供たちもパパに少ししか会えないから、会えるときはベタベタ。

残業代も稼げるし。

もう、良いトコ取り。

でも、それでいいの?

いや、いかん。いかんのです。オレ的には。

「オレ(夫)は社会で稼いでくるから、家のことはお前(妻)に任せる」みたいな態度は割とありがちで、自分もそんな状態だった訳ですが、これは『違う!』と今回強く感じました。

会社だったら役割を他の人に一任するなんてのは当然のことなんだけど、それは「究極的には誰がやっても良い(=替えがきく)」ってのが「お金もらう仕事」の本質(だって自分しか出来ないコトなら、お金払って他の人に頼むなんてしないじゃん?)だから許されることであって、子育てや家事ってのは完全にパーソナルなことなので「家のことは任せる」なんて言葉でごまかして、逃げちゃダメなんだよ。
家族というパズルのピースは、替えがきかないんだぜ。ヤダあたし、カッコいいこと言っちゃった。

それに「ここからココはオレの役割、ここからココはお前の役割」なんて線引きもしたくないし。
線引きしちゃうと、無意識に権力関係や取引関係が生まれちゃう。
オレはそういったものを家に持ち込みたくないのです。

まあまあ、言ってることが自分でもよくわからなくなってきたんですが、平たく言うと残業時間もうちょっと減らして、仕事以外の人生も充実させたいぜ!ってことになるのかな。
とても普通のことを言ってますね。

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禍福は糾える縄の如し

今年に入ってから、時間的にやや忙しく質的に大変忙しい、というような状況が続いていたのですが、本日はかなり早めに帰宅出来ました。

というのも、今やってる仕事のPM(プロジェクトマネージャー)にお子さんが生まれたからです。
それはめでたい、すぐ病院に行け、ということで早めの解散となったワケです。

自分の一人目の子どもが生まれた時を思い出しつつ、帰宅していると、不意に姉からメールが。
ウチの両親ともどもお世話になった方が亡くなったとの連絡。

慶事と弔事ってなぜか重なるよな、と思っていると、今度は幼馴染から数年ぶりに電話が。

「来月結婚するから結婚式来てね」

いや、ホントに重なるな。

こういう時ってなんと言うか身が引き締まるというか、ちゃんと生きなきゃな、という気分になります。

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2011年仕事上の(希望的)目標。

会社を作ってから3ヶ月ほど経ちました。

まだ結果として表には出てないけど、経験や気持ち的な面では
作ってみてよかったと今のところ言えます。

とはいえ、このままだったらただの妄想と何ら変わることがないので
やはりサービスを生み出して、さらにそれでお金を頂きたい。

つい先日まで「ゆっくりやって行けばいいか」とか思っていたんですが、ここ数日モヤモヤしてます。
もっとドップリと浸かりたいんです、おそらく。

なので。
今年の目標は「今年中に独立する」(=サラリーマンを辞める)にします。
かなり難しい目標だとは思います。

もちろん家族がいるので収入の見込みがないのにサラリーマンを辞めるというような無茶なことはしません。
なので、独立すると言っても周りが反対しないような状況まで持っていく、というのがリアルなところでしょうか。

今、必要なのは何と言っても時間。
現在の状況で使える時間はスキマ時間なども含めて一日2時間程度だと思います。
週末も何だかんだいって4時間程度でしょうか。

一週間で合計で18時間ほど。
一年で900時間。

そこまでやって全くお金が稼げないようなら
何かが決定的に足りないんだろう。

または「やらなかったか」だな。

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幕張で会社を作る03 〜近況〜

 さてさて、会社を設立してから2ヶ月ちょい経って、オフラインでも「結局のところ、実際何やってるの?」という質問を頂くことも数回ありまして。
 気にかけて頂いて、うれしいです。
 
 では、実際何をやっているかと申しますと、具体的にはmixiアプリを作ってます。
 アートディレクション:ヨメ、その他すべて:オレという体制です。
 
 なんでmixiアプリかと言いますと、

 1.マネタイズの方法がはっきりしている
 2.小規模でも作れる
 3.人の目に触れやすい(少なくとも0人、というようなことはない…はず)

 の3点の理由から。
 ※特に1.に関しては『それで食べて行く』という目標を立てるとかなりハードルが高いですが、今々の『一円でも売り上げを上げる』という目標からすると、悪くない制度が存在しているのです。
 
 一ヶ月ほど前は「どんな低クオリティでもいいから、まずは一作出す」と考えていまして、実際そんなレベルの作品が完成しつつあったのですが、実際に出来たモノを弄っていたら「せっかく出すなら、(それなりに)納得したものをリリースしたい」という方向に考えが変わりましていったんリセットしました。
 
 ってなことで、改めてゼロから作ることにしまして、ヨメにアートディレクションを頼んで今に至る(鋭意作成中!)というワケです。
 
 ハードルを上げた分、なかなか思う通りには進まないですが、ジリジリと進めております。

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会社を作っちゃいました。

 本日2010年9月29日(大安!)、突然ですが会社を作ってしまいました。
(といってもまだ法務局への法人登記の申請を行っている段階です。登記が完了したら本日が設立日になります)

 つい一ヶ月ほど前に「よし!いつか会社作ろう!」とか思い、前回のエントリでも書いたのですが、その「いつかいつか」に負け続けてきたこれまでの人生を反省して、思い切りました。

 つまり。

 

「いつかやる、いつかやる」と言い訳するのを止めるためにも、考えるより先に動いたというワケです。
(プロシュート兄貴もそう言っています)

 あと、このタイミングで動いたのには、というのにはもう1つ理由があります。
 
 現在勤務している会社はこの時期は繁忙期でありまして、今年も例に漏れず忙しく、夏休みどころか週休すらキープできない状態が続いておりました。
 だから、最初は「繁忙期が終わったらじっくり会社作りのことを考えよう」とか考えていたのです。
 ところがふと「この激務の最中に会社を作るぐらいのパワーが、今後必要なのではないか?」という考えが頭をよぎり、「じゃあ、やるか。繁忙期が過ぎ去る前に!」と決めたのです。
 それがもう1つの理由です。おっとこまえ〜。
 
 ということで、数週間ほど前から、昼はいつもの仕事、夜は会社作りの準備(主に社名を考えてました(笑))をしておりまして、ついに本日に至る、というワケです。
 今日は代休にて会社はお休み(残業し過ぎで怒られたので)して、法務局に行きました。
 
 でも『会社』といっても株式会社ではなく、合同会社(LLC)です。
 
 合同会社(LLC)にした理由はいくつかあるのですが、主な理由はこんな感じ。

1.設立・運営にかかる費用が安い(株式会社は結構かかるんですよね。知らんかった)
2.法人格がある(もうひとつ検討していた合資会社(LLP)にはない)
3.一人で作れる
4.もし大きくなったら株式会社に組織変更が出来る(合資会社(LLP)はそれが出来ない)

 株式会社は1の理由で×。
 合資会社は2/3/4の理由で×。
(副業としては、税金の面で合資会社も魅力的だったんだけど)

 ということで合同会社(LLC)にしました。
 
 この中で「2.法人格がある」がけっこう重要で、むしろこれ目的で会社を作ったといっても過言ではないかも。
 やろうと考えているコトは全て小規模なことなのですが、法人でないと出来ないこともあるんですよね。

 また、現在勤めている会社は当面は辞めないつもりです。
 あくまで今回の会社作りは副業のためであって、それだけで食って行くほどの収入の見込みがまったく、もうホントにまったくないからです。
 独身とかだったらねー、冒険するところですけども。
 まあ、でも「無茶はできない」ってのも逆にパワーにしていこうと思ってますよ。
 
 で、肝心の会社名と事業内容ですが、コレは事業の実体が出来上がってきたらオープンにしたいと思います。

 とまあ、見切り発車ぶりがスゴいですが、会社ごっこで終わらないように頑張ります。

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34歳の目標。

みんなが休み時期に忙しくなる因果な商売・インフラ系エンジニア。
今年の夏ももちろん仕事ざんまい。

なので、久しぶりの更新です。

去る8月27日に34歳になりました。


誕生日ケーキ。大好きなル・パティシエ ヨコヤマで買ってもらいました。

33歳はどういう年だったかと振り返ると、「安定していた」ということになるでしょうか。

ここ数年、出産だとか転職だとか家を買うだとかビッグイベントが1年にいっぺんくらいはありましたが、
今年は本当につつがなく過ごせました。平安でした。

で、34歳。四捨五入して30歳である最後の年。
そろそろ40代を見据えて生きていかなければ、と思い始めてきてます。

で、「自分はどう生きたいのか」を考えた結果、「やっぱりオレの会社作るしかない」ってところに辿りつきました。(経緯は省略しますが、いずれ語りたいです)。

家族もいるので今の会社をいきなり辞めたりはしないですが、LLPかLLCを設立して副業ってところから始めよう、とか考えてます。

ということで、34歳にやることリストの最重要科目に「会社を作る」がリストアップされましたよ。

あれ? でもウチの会社、副業OKだっけ? 
これは確認だな。後にトラブルになっても困るし。

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『日本では通勤電車でどのくらいの価値が無駄になっているか』を計算してみたよ。

まあ、好きな人も少ないと思うけども、石之介は通勤電車がキラいです。
本とかを読めるスペースがあればまだマシなのですが、ホントにギュウギュウで身動きひとつ取れないって状況もよくあります。

そんな時、心の底から「完全に無駄な時間だぜ!」って思うわけです。
さらに自分だけではなく、かなりの数の人がこの無駄な時間を過ごしているわけで、ホントにもったいないな、と。

そこでふと『この無駄時間を合計するとどのくらいになるんだろうか。これってトリビアになりませんか』と思ったので、『日本では通勤電車でどのくらいの価値が無駄になっているか』を自分で計算してみました。
※ただし、完全素人の計算なので信頼度は低いと思ってください。

まず、ココ(総務省)で労働人口を調べてみると。

労働人口は6300万人くらいらしいです。

その中で電車で通勤してる人の割合はどのくらいかって言うのがちょっとわかりません。

まあ、半分くらいかなってことで、だいたい3000万人とします。(しょっぱなから適当でサーセン)

そのうち、「すいている時間帯の人」とか「すいている地域の人」(=ギュウギュウじゃないので他のことが出来るので『無駄時間』と言い切れない)もいると思うので、さらに半分にします。

で、1500万人。 1500万人がギュウギュウになっている人たち。

通勤時間の片道平均は1時間くらいだとして、往復2時間。
純粋に電車だけだとするとその半分くらい?
なので、1人あたり1時間とします。

ということで、一日あたり日本では

1500万人×1時間=1500万時間
も身動きすら取れない!という状況が生まれているということになります。

これが一年分だと、
1500万×250日(所定労働日数平均)=37.5億時間

37.5億時間!
年間で37.5億時間も何も出来ない苦痛の時間が生まれているのです!
ワーオ。計算しなきゃよかった。

でも、大きすぎてイマイチ、ピンと来ない数字です。

人数に換算してみます。

一人の人生が70万時間(24時間×365日×80年)とします。

37.5億÷70万=5357人

つまり、毎年5357人が生まれてから死ぬまで電車の中で身動きがとれずに死んでいく!ということと同じです。

つってもこれもまだイマイチ、ピンと来ません。
そういう時はお金に換算だ!

まずは1時間の価値を割り出します。

ココ(国税庁)によると日本のサラリーマンの平均給与430万円くらい。

で、ココ(総務省)によると労働時間平均月153時間

つまり430万÷(153時間×12ヶ月)=2342円

つまり時間あたりの価値は2342円

これを37.5億時間に掛けます

37.5億時間×2342円=約8.8兆円!

8.8兆円ってどのくらいかっていうと、だいたいホンダの一年間の売上と同じくらいになるみたいです。
参考

これほどの価値ある時間が毎年失われていくのです。
失う代わりに何かが生まれる、というわけでもなく、ただ失われるのです。
(あえて言うのならイライラや痴漢を生んでいる)
これは非常にもったいない! 「MOTTAINAI」を世界のアイコトバにしている場合じゃないです。

といっても、電車の会社が悪い、とかそういうことを言うつもりは全然なくて、単純に人口密度が高すぎるんだと思います。

これを解消するには、やっぱり国レベルの力が必要なんじゃないのかなー、って思います。都市計画とかね。

どっかの政党が「痛勤電車のない日本を作る」とかいうマニフェスト掲げないかな。
でも、偉い人は痛勤電車の存在すら知らなかったりして。