2016年事件簿 その1 たくさんの別れ

2017年になったので、昨年の振り返りをしたいと思います。

2016年には年齢がついに40才台に乗ってしまったんですが、それが霞んでしまうくらい様々なことがありました。

特に大きな変化が2つありましたので、今回は精神的に重くない方を書きます。
こちらはひとつの大きな出来事のことではなく、「色んな場所でたくさんのお別れがあった」ことです。

会社でのお別れ

私が今働いている会社は中途で入社し、現在11年目になります。
大きな会社ではないので、社員全員の名前と顔が一致するような中小会社です。
でも、悪名高いIT業界ということもあり離職率もそこそこ高くて、誰かが退職するのを見送るのにはもう慣れてしまってはいました。
そんな中でも「転職・退職しなさそうな人たち」というのが何割かいるもんで、長く居る人同士では仲間意識がけっこう高いわけです。

ですが、2016年はそういった「転職・退職しなさそうな人たち」と思われていた人たちが同時多発的に何人も会社を出て行ってしまいました。

10年以上の付き合いがある人たちが連続して辞めていく、ってのは、思っていた以上に寂しいもので、しかも「じゃ、オレがこの会社に残っていたいと思う理由は何だろう」と言った問題を突き付けられている気もしてきます。

ただ、辞めていった大部分の人が「良い転職」(例えば望んでいた仕事ができる、とか年収がグッと上がった、とか)をしたのが良かったです。
これは私にとっても救いですね。

子供まわりのお別れ

これは微妙に自分のことではないですが。

息子が小学校に入学したばかりの時に入ったサッカーチームももう5年目となり、もうじき最終学年の6年生になろうとしています。
親としては試合の時に車を出したり、とかいろいろ手伝っているので我が子以外のチームメイトの子たちに対しても当然思い入れがあるわけです。

あと一年とちょっとでみんなともお別れだな、寂しいな、とか最近思っていたらですね、なんと最終学年を待たずして2016年末で何人かがチームを去る、ということになりました。

理由は「中学受験」です。

本気で中学受験に臨む子は、ほとんどの時間を受験に費やす生活になるようで、サッカーとの両立というのはかなり難しいとのこと。

まあ、近所に住んでるし、日常生活の中ではしょっちゅうその子たちとは顔を合わせるんですが、もう同じフィールドに立つことがないかと思うと寂しいの一言ですね。

両親とのお別れ

お別れ、というより「会いに行くのがかなり大変になった」んです。

私の両親は30年以上、東京都内でお店を営んでいたんですが2016年、ついにお店を畳むことになりました。

商売的にはそれなりにやれていたのですが、年齢的にそろそろキツくなってきたというのと、田舎に住んでいる父方の祖母がすこし認知症気味になってきたということが重なり、田舎に帰ることを決心したのです。

で、その田舎というのが青森県なんですね。

これまで東京にいたので気が向いたら会いに行けてたんですが、青森となるとそうはいきません。
青森市や弘前市など中心部だったらまだいいんですが、津軽地方の西の方で、世界遺産の”白神山地”や津軽富士”岩木山”と言った堂々たる山々に囲まれている地域。
行くのには時間とお金が結構掛かるんで、そうそう行けないです。

ただ良かったこととしては、母親は千葉県生まれで就職してからはずっと東京暮らしだったので、引っ越す前は不安みたいでしたし、こちらもかなり心配していましたが、実際引っ越してみるとやはり住めば都。
「毎日旅行に行っているみたいよ~♪」なんつって、楽しそうに暮らしているようです。
また、息子夫婦(私の両親)が帰郷したことで、祖母の認知症も軽くなっているとのこと。

寂しいけど悲しくはない

とまあ、いろいろなお別れが2016年には重なってしまいましたが、去っていった人たちにとっては新しい世界に飛び込んでいった形だったので、寂しいかと問われたら「YES」と答えますが悲しいかと問われたら「NO」ですね。

もうひとつの大きな変化については次の記事に書きたいと思います。

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