福島に行ってきました。

出張で福島に行ってきました。福島に降り立つのは人生で初めて。

福島は本宮市というところ。

郡山の少し北。

原発から50〜60kmくらいのところです。

仕事自体はつつがなく終了し、先方の担当者の方々とゴハンをご一緒することに。

震災のことや原発のことなど聞いてみたいとは思いつつも、そんなヤジウマ根性も失礼なのかもしれないと思っていると、逆に先方から聞かれました。

「放射能とか気にしませんか」と。

実際、自分は無頓着な方なので「そんなに気にしてないです」的な返答をしつつ「実際どうなんですか」と話を聞くことに。

先方の会社のまわりでは、ガイガーカウンターで計ってみるとだいたい0.5〜0.6マイクロシーベルト/時、とのこと。

ウチの子が通う保育園では0.1マイクロシーベルトを超えると外遊びを禁止するので、その5倍以上。

やはり高い、ということになるんでしょうか。

草むらと雨どいが特に高い、とのこと。

車で移動中の時に景色を見つつ「緑が豊かですね」と何気なく言った際に

「誰も草刈りをしたがらないから」

というやりとりがあったのですが、つまりそういうことだったようです。

他にも印象的だった話としては、震災直後外に出ては行けないというお達しが出て一ヶ月くらいした後、子供たちのストレスが非常に高いのが見てとれた、という話です。

やっぱり子供たちにとって外で遊べないというのはかなりのストレスなんですね。
※実際のところ、子供たちはこっそり外に抜け出して遊んだりしてて、でも多少お目こぼししてたりしてたようです。

今でも1日に3時間ほどしか外にいてはいけないらしく、部活などもあまり活発にできないながらも、学校の校庭の表面の土を削ったり草や枯れ葉を掃除したりというのを保護者の有志たちで行って少しでも放射線を減らそうとしている、と。(国や市に任せると対応が遅すぎるって)

なんだかなー。

そんなリスクを負っても電気使いたい、ってのは完全に大人側の責任なのに、影響を受けるのは次世代なんだな。

他人事ではなく、自分としても原発に対してのスタンスを模索せねば。

ちなみに自分が今回お会いした福島の方々は、なんというか、フレンドリーだけどグイグイ来すぎない、という非常に気持ちの良い距離感を持っておられるように感じました。

また本宮市は地震そのものの被害が少なかったけど、原発による放射能による被害の方が大きいようでした。

それだけに最近の東電の対応を見ていると、胸のあたりがモヤモヤして仕方ありません。

あと3/11当日の話もお聞きしたのですが、「一日中揺れてた」とのこと。

余震がずーっと続いてようです。

ちょっとビックリしました。

koriyama.JPG

▲郡山駅で見た何かかわいいキャラクター。何番線のホームだかにいっぱい居たよ。

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