『日本では通勤電車でどのくらいの価値が無駄になっているか』を計算してみたよ。

まあ、好きな人も少ないと思うけども、石之介は通勤電車がキラいです。
本とかを読めるスペースがあればまだマシなのですが、ホントにギュウギュウで身動きひとつ取れないって状況もよくあります。

そんな時、心の底から「完全に無駄な時間だぜ!」って思うわけです。
さらに自分だけではなく、かなりの数の人がこの無駄な時間を過ごしているわけで、ホントにもったいないな、と。

そこでふと『この無駄時間を合計するとどのくらいになるんだろうか。これってトリビアになりませんか』と思ったので、『日本では通勤電車でどのくらいの価値が無駄になっているか』を自分で計算してみました。
※ただし、完全素人の計算なので信頼度は低いと思ってください。

まず、ココ(総務省)で労働人口を調べてみると。

労働人口は6300万人くらいらしいです。

その中で電車で通勤してる人の割合はどのくらいかって言うのがちょっとわかりません。

まあ、半分くらいかなってことで、だいたい3000万人とします。(しょっぱなから適当でサーセン)

そのうち、「すいている時間帯の人」とか「すいている地域の人」(=ギュウギュウじゃないので他のことが出来るので『無駄時間』と言い切れない)もいると思うので、さらに半分にします。

で、1500万人。 1500万人がギュウギュウになっている人たち。

通勤時間の片道平均は1時間くらいだとして、往復2時間。
純粋に電車だけだとするとその半分くらい?
なので、1人あたり1時間とします。

ということで、一日あたり日本では

1500万人×1時間=1500万時間
も身動きすら取れない!という状況が生まれているということになります。

これが一年分だと、
1500万×250日(所定労働日数平均)=37.5億時間

37.5億時間!
年間で37.5億時間も何も出来ない苦痛の時間が生まれているのです!
ワーオ。計算しなきゃよかった。

でも、大きすぎてイマイチ、ピンと来ない数字です。

人数に換算してみます。

一人の人生が70万時間(24時間×365日×80年)とします。

37.5億÷70万=5357人

つまり、毎年5357人が生まれてから死ぬまで電車の中で身動きがとれずに死んでいく!ということと同じです。

つってもこれもまだイマイチ、ピンと来ません。
そういう時はお金に換算だ!

まずは1時間の価値を割り出します。

ココ(国税庁)によると日本のサラリーマンの平均給与430万円くらい。

で、ココ(総務省)によると労働時間平均月153時間

つまり430万÷(153時間×12ヶ月)=2342円

つまり時間あたりの価値は2342円

これを37.5億時間に掛けます

37.5億時間×2342円=約8.8兆円!

8.8兆円ってどのくらいかっていうと、だいたいホンダの一年間の売上と同じくらいになるみたいです。
参考

これほどの価値ある時間が毎年失われていくのです。
失う代わりに何かが生まれる、というわけでもなく、ただ失われるのです。
(あえて言うのならイライラや痴漢を生んでいる)
これは非常にもったいない! 「MOTTAINAI」を世界のアイコトバにしている場合じゃないです。

といっても、電車の会社が悪い、とかそういうことを言うつもりは全然なくて、単純に人口密度が高すぎるんだと思います。

これを解消するには、やっぱり国レベルの力が必要なんじゃないのかなー、って思います。都市計画とかね。

どっかの政党が「痛勤電車のない日本を作る」とかいうマニフェスト掲げないかな。
でも、偉い人は痛勤電車の存在すら知らなかったりして。

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