1/2・夕方。
ヨメがなぜか「お正月は、凧揚げしたい!」と去年の暮れから熱望していたので、あらかじめ買っておいた凧を持って稲毛海浜公園に行きました。
公園の中心・芝生広場に到着すると、凧揚げをする人々が大勢いて、自然とテンションもアップ。
色んな形の凧が揚がっていて、空を見ているだけで楽しい。
ちなみにウチの凧は、魚の形をした凧。(息子が魚大好きなので)
しかも何匹も連なっているタイプです。
サカナのタコ。ややこしい。
「さあ、やるか!」なんつって始めてみたところ、どうもうまくいかない。
全然飛ぶ気配がない。
説明書を何度も読み返したり、風向きを気にしたり、走ったり、色々してみても揚がる様子がひとつもない。
楽しみにしていた息子も状況を察してガッカリ感をかもし出していました。
「もっと簡単に揚がるものかと思ってた」
「舐めてたねー、凧揚げ」
さすがにあきらめようか、と思っていると、模様のない四角い凧をものすごい高さまで揚げている10歳ぐらいの少年が凧を揚げたまま近づいてきます。
「やり方聞いてみようか」
「そうしよう」
ということで、ヨメがその少年に話しかけます。
「ねえ、凧の揚げ方教えて」
「いいよー。今日は一人で来てるから、ちょうど誰かと遊びたかったんだー」
てな具合で一緒にやってくれることになりました!
聞くと、その少年は小学校3年生。稲毛のおじいちゃんのところに遊びにきているようです。
「この凧、おじいちゃんと作ったんだ」
と、少年の凧を見せてもらうと、なにやら熟練の匂いがする自作の凧。
ちょっと借りてみると、スイーっと揚がって行きました。
ウチの凧はというと。
「これは連ダコだから難しいかも。海岸に行こう」
雑木林に囲まれている芝生広場より海岸の方が風が強いから、難しいタイプの凧も揚げやすいということのようです。
さっそく海岸に行ってトライ!
何度か試しているうちに、ついにサカナのタコは空へ!
わーい!
▲息子も揚げることが出来て大満足。ちょっと低いけど。
▲少年とコラボレーション。
海岸はちょっと狭いのであまり高く揚げることは出来ませんでしたが、十分楽しみました。
この後、実はウチの凧が雑木林に突っ込んでしまい、回収が難しいところにひっかかってしまったのですが、少年が木登りして取ってくれました。
見事な少年っぷりに感動。
そうこうしているうちに日も落ち、寒くなってきました。
▲稲毛海岸の夕日。実は富士山がうっすら見えてましたが、うまく撮れなかったです。
この時すでに少年の門限を過ぎてしまっていたようなので、ウチの車で少年のおじいちゃんの家まで送り、おじいちゃんにお礼を言ってお別れをしました。
いやー、気持ちのよい少年でした。
ウチの息子も帰宅後「お兄ちゃん、カッコ良かったねー」なんて言ってましたし。
新年早々、良い出会いでした。