『ストレングス・ファインダー』をやってみた

 前回の続きです。

 ということでこの本を買うことで受けることができる『ストレングスファインダー』というテストをやってみました。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
 
 軽く終わるかと思いきや、けっこうなボリューム(180問もあるらしい)で、途中「もしかして無限ループ?」という気さえしてしまいまいした。

 結果はこうです。
 
(1)最上志向
(2)自己確信
(3)成長促進
(4)ポジティブ
(5)達成欲

 
 なんだか暑苦しい感じの文字が並んでますね。
『調和性』とか『共感性』とか優しそうなのがひとつもないし、欲しかった『着想』とか『未来志向』とかクリエイティブっぽいのもひとつもないです。

 やっぱり自分のことってわかってないもんだなー。
 
 ひとつひとつ見ていくと。

 ●最上志向
 「良いものを最高にする」という行為に胸躍るという資質。

  一見よく見えますが、「弱点を克服する」みたいな、平均以下のものを平均並にするという行為には興味がないという一面を持つようです。
  確かにそういうところあるなー。

 ●自己確信
  自分の能力を確信していて、自分の決定に責任をもつことを恐れないという資質。
  その代わり、人から指示されることが嫌いだったりするみたい。

  うーん、そんなに自信家だという自覚はないけど……、そうなのかも。いや、よく考えるとそうだなー。
  意識してなかったけど、確かに指示されるの好きじゃないかも。
  あ!
  そう言われると、これまでうまくやれた上司の方々(現在の上司含め)は、基本的に放任してくれる気がする。
  そうかー。見抜かれてたんだな。

 ●成長促進
  他の人の潜在的な可能性を見抜いて、成長を助けるのが好きという資質。

  これは納得。
  人が成長していく様子を見るの、ホント好きなんですよね、なぜか。
  良いコレ。この資質はちょっとうれしい。

 ●ポジティブ
  よく使われる「前向き」という意味のポジティブというより、陽気さと情熱でまわりの人たちにエネルギーを吹き込む、みたいな資質らしいです。
  人を誉めたり、笑いかけたりするのが好きみたい。

 『成長促進』とコレを持っている人は教育係に向いてるんだって。
  昔から「誉めて育てる」がベストな教育方法だと思っているんだけど、こういうところから来てるんだな。
 
  でも、懐疑的な人と一緒にいると気力が萎えちゃうんだってさ。

 ●達成欲
  常に「何かを成し遂げたい」という欲求を持っているという資質。
 
  これも一見良さそうだけど、けっこう曲者な資質っぽい。
  休みの日とかにさえ何かを達成しないと不満に感じたり、何かを達成してもすぐに忘れて次に何かを達成したくなったりするので、そういう満たされない気持ちをいつも持っているんですって。
  ※これってアレだ。『グラップラー刃牙』最終巻の主人公のセリフ「もうたくさんだ!! もうこりごりだ!! 幾度もそう思ったハズなのに……もうこんなに闘いたい」ってヤツだ!
 
 
 改めて見ても暑苦しいなー。中小企業のワンマン社長みたいなキャラですね。
 あと、確実に大企業とか公務員とかは向いてなさそう。
 そういうところには『規律性』とか『公平性』とかの資質を持っている人が行った方が幸せになれそうだし。
 
 実は昔からクールでスマートな人にあこがれ続けているのですが、どうやらそれはムリだということを再確認してしまいました。
 
 なぜなら本書でマーカス・バッキンガムさんは「自分の資質が気に入らなければ、新たな資質は開発できるか」という疑問に対して「ノーだ」と答えています。
 脳の回路(シナプス)は15才くらいまでに完全に決まってしまい、使われなかった回路は壊れてしまう(回復不能)であるということのようです。
 
 なので、不足している部分を補足するのは労多くて功少なし。とのこと。
 
 まあ、その回路に何を乗っけるか(技術とか知識とか)によって能力が決まるという話なので、上記の自分の資質は受け入れるしかないんだろうな。

 さらば。クールなオレ。
 こんにちは。暑苦しいオレ。(なんと顔も暑苦しいよ!)

『ストレングス・ファインダー』をやってみた” への2件のフィードバック

  1. 「新たな才能の開発はできない」ってところは、みんなちょっと
    懐疑的みたいですね。
    そこはそうじゃないであって欲しいという願望も含めて。
    ただ、いくら資質が薄くても、それが自然に続けられるようなら
    それはやっぱりバッキンガムさんのいう「習慣的な行動パターン」
    ですから、「才能」なんだと思います。
    畢竟、「続けられるかどうか」ってことかな (^-^;

  2. 確かに、続けたことが全く実にならないってこともなさそうですよね。
    一方で、「新たな資質は開発できない」っていう前提に、少しワクワクする気持ちもあるんですよね。
    何でしょうね、この気持ち。
    「足りない」フェチみたいな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。