石之介は、基本的に「オドオドしている」人間(らしい)です。
気持ち的には余裕がある時でさえ、
「そんなにオドオドすんなよ」
と言われてしまうくらい、見た目オドオドしています。
そんな石之介が憧れるタイプの人間はやはり「動じない人」「堂々としている人」なんです。
で、ちょっと前までは精神的に強い人が「動じない人」になれるのかと思っていました。
ですが、最近は少し考え方が変わって来て、「動じない」という態度は、それはそれでひとつの特性なのかなと思っています。
そう思うようになったのは2年前。
会社の同僚が、ある仕事で大失敗をやらかしてしまって、大多数の人に迷惑をかける&怒らせるという出来事がありました。
社内では「さすがにもう会社にはいられないだろう」とかウワサされたり、「出社しても、もうアイツには仕事を頼まない!」とかリーダー格の人に言われたり、上層部に一日中吊るし上げられたり、クライアントから担当を外されるよう要請されたり、色々な責め苦を受けつつも、3日後くらいにはフツーに出社してフツーに仕事をしていました。
石之介はその彼の姿を見た時「すげえ!」と感動したのであります。
「後ろ指が刺さらない!」(@『無謀キャプテン』島本和彦)のです。
鈍感だ、とか無責任だ、とかいう捉え方もあるとは思いますが、「ひたすら平身低頭して、その場を取り繕う」というジャパニーズな態度が身に付いてしまっている自分にとっては、目が覚める思いでした。
でも、彼は特に突出したスキル・経歴を持っているとか、背負うべき立場がある、とかそういうことはないんです(失礼)。
また、自信家という訳でもありません。(むしろ自信がない方かも。)
ただただ「動じない」んですね。
でも、そういう「動じない」人たちが発する安心感というのは、何かと「責任を誰かしらに押し付けて後ろ指さしてやろう」と言う今の時勢の中では、なかなか貴重なのではないかな、と思うのであります。
ワタクシはそれをカッコいいと思うのです。
だから自分としても、今後はもう少し堂々とした態度を実践していこうかなと思う次第です。
子どもたちには親のヘコヘコした姿を見せたくないしねー。