近頃、『森ガール』という言葉が流行っているようです。
嫁に聞きました。
調べたところによると、”森にいそうな女の子”、北欧系ファッションやカメラや古い家具や雑貨屋さんやカフェが好きで、透明感や柔らかい雰囲気を持った女の子たち、具体的に言うと、蒼井優とか宮崎あおいとかマンガで言うとハチクロのはぐちゃん、みたいなガールのことを指すらしいです。
どんな人たちかわかったぞ!
▲こんな感じ?
なるほど。
そして、自分のまわりにも、割と『森ガール』的な人が多い気がする。
嫁もその傾向がある気がするぞ。
確かにこれまではカテゴライズされてこなかったジャンルのガールたちではあるな、と思いました。
でも、ちょっと待ってくれ。
カテゴライズされてないからこそ『森ガール』はその雰囲気を保てるのではないだろうか。
イノセントな行動や嗜好が『森ガール』なんだし、意識的に『森ガール』を実践してしまったら、それはすでに『森ガール』ではないのでは。
つまり
Aさん「あなたって『森ガール』っぽいよね」
Bさん「ホント?」
Aさん「いいなー、私も、っぽくしよう」
という場面があった場合に、Bさんはいつの間にか『森ガール』だし、Aさんはいくら「ぽく」しても真の『森ガール』にはなれない(気がする)。
男子側からの意見としても、例えば『森ガール』という言葉が出来る前であれば
A男「お前、どんな子が好み?」
B男「えーと、言葉じゃ説明しづらいんだけど、暖かくて透明感があって、カフェとかにいそうで、ワンピースとかよく着てそうな感じで、……わかりずらくてゴメン」
A男「わかるよ」
みたいなゴニョっとした盛り上がり方が出来たのに、
A男「お前、どんな子が好み?」
B男「『森ガール』っぽい子」
A男「あー、そっちね」
的なちょっと軽率な会話で終わっちゃいそう。
まとめると、私個人的には『森ガール』的な女の子は可愛らしくてナイス存在であることは認めますが、『森ガール』という言葉が定義されるということに関してはちょっとイヤですぜ、ということになります。
スタイルを言葉で定義すると、形骸化してしまいますからね。
で、それを嫁に伝えると「うるせー」(@三村マサカズ)と言われてしまいました。
ヒャー! 森の主の怒りに触れてしまった!
始めに戻りますが、なぜ嫁から『森ガール』の話が出たかって言うと、嫁の勤めているお店で売っているオシャレデジタルカメラが『森ガール』的な客層にすごく売れているという話がしたかったんですって。
あ、仕事の話だったんですね。
違うところに熱くなってしまいました。
すいません。